メンテナンス

革張りソファは、正しいお手入れをしてあげることで、とても長く使い続けることができます。できるだけ直射日光の当たらないところに置く、部屋の中で時々位置を変える、水気のあるもの(キッチンや観葉植物)の近くは避けて設置する、エアコンの吹き出し口付近やファンヒーター、ストーブの前に置かない、ビニール製品をソファ上に放置しない(変色の原因となります)など、普段から気を付けるところはありますが、より詳しいお手入れの方法について、詳しく解説したいと思います。

通常の日のお手入れ

ソファの上のホコリをブラシではらいます。革の目にそってブラシをかけてください。その後、やわらかい清潔な布でから拭きしてください。1週間に1、2度程度で大丈夫です。

年に4回程度

ソファに掃除機をかけます。この時、革を傷つけてしまうこともありますので、革の表面に掃除機を直接当てないよう気をつけてください。その後、専用のクリーナーを使って汚れを落とします。アニリン・セミアニリン革素材専用など、必ず素材に合ったクリーナーを使用してください。クリーナーが革に染み込み、シミになるケースもありますので、少しずつつけて革に変化がないか試してみてください。クリーナーを使用した後、乾いたきれいな布で拭き取って仕上げます。
顔料染めのソファは、汚れがひどい時には、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものに布を浸し、固く絞ってから革の表面を拭いてみてください。その後、乾いた布で拭き取って、クリーナーで仕上げます。
革専用のクリーナーでお手入れすることで、革を長持ちさせ、乾燥によるひび割れや劣化なども防ぐことができます。

お手入れ法で、気を付けたいこと

ソファ購入後すぐに、革専用の保護材を塗っておくと、より耐久性が増し、お手入れも楽になります。ベンジンや化学雑巾などは使わないでください。傷や色あせ、劣化の原因となります。決めておいたお手入れの時期以外でも、水を大量にこぼした、汚れがひどいなど、劣化の原因となりそうな状況が発生した場合は、すぐにメンテナンスを行いましょう。あまりひどい時には、専門の業者に見てもらうことをおすすめします。牛乳を薄めたもので拭くと良い、汚れにはハンドクリームをつけると良いなど、根拠のないお手入れ方法が紹介されていることがありますが、カビやシミの原因となりますので、やめて下さい。また、布でから拭きする時には、力を入れてごしごしこすると、革の表面を傷めますから、避けましょう。軽く拭き取るくらいで大丈夫です。

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