革張りソファ

革張りソファの素材

動物の皮、特にソファは牛の皮が使用されることが多いようです。総革張りと表示があるソファは、100%本革が使用されている、本物の革張りソファになります。中には、一部に合成皮革が使われているソファもありますので、よく見てみましょう。

革張りソファのメリット

  • 動物の皮、特にソファは牛の皮が使用されることが多いようです。革張りのソファは、丈夫で耐久性が高く、大切に使うことで、長期間の使用が可能となります。
  • 吸湿性、通気性にも優れているため、湿気の多い梅雨時期がある日本では適した素材でもあります。
  • 現在、何らかのアレルギーを持つ方の割合は年々増加しています。子供たちの中でも、小さな頃からアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性疾患を患っているケースが増えています。アレルギーの原因となるホコリやダニ。革張りソファは、ホコリやダニがつきにくいというメリットがあります。表面についたものは掃除機で吸い取ることができますし、内部までは通りにくいという特質を持っています。子供のいる家庭でもおすすめの素材です。
  • 肌触り、座り心地が良いのも、革張りソファのメリットです。肌に吸い付くような感触は、深く座ると革に包まれているようで、とても落ち着きます。
  • 革は、使い込むことで質感や色合いに変化が表れます。柔らかく馴染み、革が持つ本来の味わい深い色合いが出てきます。
  • 耐熱性があるため、安全性の高い素材として注目されています。

革張りソファのデメリット

  • メンテナンスには、革素材専用のクリーナーや保護材などを使用します。お手入れの方法が多少、面倒に感じるかもしれません。
  • 革素材は水に弱いため、水や汗がつくとカビやひび割れの原因となってしまいます。
  • 革には独特の匂いがあります。革特有の匂いが苦手、という方も中にはいるようです。
  • 室温が低い時に使うと、革の感触が冷たく感じます。
  • 耐熱性はあるのですが、高温の場所に長く置くと傷みやすいので、注意が必要です。
  • 他の素材に比べ、価格は格段に高くなります。

合成皮革ソファ

本革に対して、革に似せて人工的に作られた素材を、合成皮革と呼んでいます。中でも、比較的安価に手に入れることができる、塩化ビニール素材のビニールレザー(PVC)・ビニールレザーに牛皮革の型を押して作られる型押し合皮・柔らかい感触が人気のソフトレザーといった種類があります。近年、耐久性に力を入れた合皮ソファも開発されているようですが、その分コストは高くなり、安価に手に入れることのできるメリットを手放してまで購入するだけの魅力が合成皮革ソファにあるのか、といった疑問も出ています。

合成皮革ソファ

合成皮革ソファのメリット

  • 本革に比べ、価格が安くなっています。
  • 汚れを水拭きすることもでき、中性洗剤で手入れすることも可能です。メンテナンスは本革に比べ、かなり簡単と言えるでしょう。
  • 豊富なカラーバリエーション、デザインのバリエーションを楽しむことができます。本革に比べ、加工しやすい合皮素材は、カラフルな色に染めることもできますし、本革ソファに比べるとデザイン的にも変化にとんだものが多くなっています。若い世代では、むしろ合皮ソファを選択する方が増えているようです。

合成皮革ソファのデメリット

  • 本革ソファに比べると、寿命は短いです。購入したばかりの時が一番良い状態で、年々劣化していくと言わざるを得ません。年数が経つと素材の持つ味わいが出る本革と違い、経年に伴う劣化ばかりが目立っていくのも、合皮ソファのデメリットと言えるでしょう。
  • 本革独特の手触りや匂いなどは、合皮ソファでは味わうことができません。
  • 基本的に耐久性があまり良くないため、色あせや刺激に対する破れなどにも気を付ける必要があります。
  • 通気性も本革ソファに比べると落ちますので、湿度が高い時期などはソファと肌との接触面が蒸れて、不快に感じることもあるかもしれません。

布張りソファ

リーズナブルで、あらゆるバリエーションが楽しめる布張りソファは、若い女性に人気があります。一番手軽に購入、使用できるのも布張りソファでしょう。

布張りソファ

布張りソファのメリット

  • 価格が比較的安めです。(同クラスの革張りソファと比べた場合)
  • 肌触りが良く、冬場に使用しても冷たく感じることがありません。
  • カバーリングタイプのものは、カバーすべてクリーニングでき、衛生的です。
  • カラーやデザインは、布張りソファが一番豊富なようです。お部屋に合う好みのスタイルの物を選択できます。

布張りソファのデメリット

  • ジュースやコーヒーといった水分がソファに落ちると、染み込んでシミになってしまう恐れもあります。
  • 本革に比べると、どうしてもリーズナブル感は出てしまいます。軽くてモダンなスタイルになるため、高級感や存在感はあまり感じません。
  • ホコリやダニが縫い目に溜まりやすく、きれいに掃除するのは意外と大変です。アレルギー体質の方は、常にソファを清潔な状態に保つよう注意しましょう。

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