後悔しない「我が家流」の良いソファの選び方

ソファの選び方

ソファは一度購入するとなかなか買い替えできません。
サイズも大きいですし、価格もそれなりにします。失敗したからと言って簡単に取り替えは出来ません。
ソファの難しい点のひとつに、ダイニングテーブルなどと違い、内部の構造が外から見えないという点があります。皮革や布生地に隠れて中に包まれている内部構造を確かめてから購入することが出来ないのです。
家具屋さん等で店員スタッフに言われるままに購入して後悔しない為にも、自分達はどんな風に暮らしたいのか、ライフスタイルから考えてソファ選びをすることが大切です。自分達のライフスタイルをしっかり把握しておくことでどのようなソファが必要なのか、具体的なイメージを掴む事がソファ選びの第一歩と言えるでしょう。

そもそも、良いソファって何?

あるアンケートでは、ソファを購入したことがあるという人は全体の45%。その中でも座り心地や素材感に自信を持って「満足」と答えた人は23%ほどだったとか、部屋のメインとなるソファなのに結構不満を持っている方が多いのですね。購入して部屋に届いて実際に使ってみて、そこで始めて気が付くことも意外と多いようです。
悩んではいても「良いソファ」の選び方かたが解らない、という声もよく耳にします。「良いソファ」は使う人の目的や暮らし方によって異なります。ライフスタイルは人それぞれ、人の数だけあると言っても過言ではありません。そもそも「全ての人に合うソファ」など存在しないのです。

我が家の暮らし方にソファは必要?

ソファを買ったけど、座っていない…という経験はありませんか?せっかく買ったのに使い勝手が悪く使用しないこともあります。まず、ソファを購入する前に、なんで必要であるかを考えて見ましょう。どこで使用し、誰がどういった形で使うのか?“ごろ寝をしながらテレビを見るのが極楽!”とか“横に毛糸を置いて編み物をする時間が好き”“囲碁やゲームをする対戦の場”などなど、今までの生活スタイルを考えて、くつろいだり寝る為の場所なのか、作業もするのか、接客の場なのか、まず思い浮かべてみましょう。

ソファの選び方

まずはソファの大きさを考える

部屋の大きさや、ソファを使う人数、どんな体格の人が座るかなどによってソファの大きさは決まってきます。まず、部屋の大きさをメジャーで計り確認して方眼紙などに出入り口と共に記載してみます。ソファは考えているよりも、わりと大きな家具。縮尺図に切り抜いたソファの型紙を用意すれば、ソファが入ったお部屋のレイアウトまでシミュレーションできます。

意外と見落としやすいソファの高さに気をつける

売り場でソファを見る時は、必ず靴を脱いで座って下さい。
ハイヒールでちょうど良かった高さが家では足が届かない!なんて悲劇が本当にあるんです!
ソファの高さは、通常は40~45cmほどが人間工学上は適切とされていますが、和室のように直接 床に座るスタイルで生活をすることがメインだと考えると35cmのシートハイがベストになります。脚の悪い方やお年寄りは座面が低いと立ち座りの負担は大きくなりますが、お子さんが居たり、リラックスしているときの姿勢を重視するのであればこの高さがちょうどよく感じます。見た目のゆったり感も演出してくれるし、座った時の目線も低くなって寛ぎやすいのです。
さらに奥行が深いと、いろいろな体制もとりやすく疲れにくいメリットがあります。

素人にはほとんど分からないソファの中身を調べる

毎日ソファを使っていると、一番問題になってくる座り心地を左右するのが、ソファの内部構造です。
実際にはお店に行って購入するソファに座りながら、どのような素材が使われていて、どのように作られているか?家具屋さん等で店員スタッフに詳しく聞いてみましょう。できるだけ具体的にどんな部屋で何人家族でどういう座り方をするのかもお話しておくと良いかもしれません。
ソファの内部構造がどうなっていて、どれだけの耐久性があるのか、店員スタッフに納得いくまで質問して下さい。複数のソファについて説明を受け、比較することも大切です。どちらがへたりやすいか聞くことで、内部強度の違いを察することも可能ですね。
さらに不具合や壊れた時の保証やアフターケアはどうなっているのか良く聞いておきましょう。お店によって大きな違いがあることがあります。

良いソファが見つかるように、お祈りしております。