革張りソファに使われるタンニンの魅力
革張りソファに使用される皮については、牛や馬などの皮がおもに使用されるのですが、その中でも牛の皮が最も多く使用されています。
もちろん自然の中で生きていた牛の皮なので、傷などの痛みが残っていたりもします。そうした痛みを革として加工していく段階において、傷を隠したり汚れにくくしたりといった塗装工程があります。とりわけ革を植物の樹皮や木部あるいは、果実などから抽出した天然タンニンによってなめす時にオイルを染み込ませることで、しなやかで耐久性が増すオイルレザー仕上げのソファには人気があります。
タンニンでなめす本革は最高におすすめ
植物性のタンニンでなめすことで、堅牢で摩擦や伸縮性に強くなり型崩れしにくい革に仕上がります。このオイルレザー仕上げのソファの場合には、使い込む間に革の中のタンニン成分が酸化するために淡褐色になったり、人体の皮脂や汚れが染み込むことで深い風合いが醸し出されるという特徴があります。そして、顔料を使わず染料で染め上げるだけなので、多少傷が付きやすい面もありますが使っている間に、革本来の肌触りや革表面の色艶の経年変化などを楽しむことが出来ます。
オイルレザー仕上げのソファは表面に厚いコーティングなどを施していないために、タンニンなめし独特の経年変化の美しさや使い込むことによる革の馴染み方などが最大の魅力です。
これは合成皮革ソファや布張りソファでは味わえない魅力で革張りソファならではの醍醐味のひとつです。
一つ一つのソファーそれぞれに微妙な違いが出るために、あなただけの唯一無二、オンリーワンの革張りソファとなっていくことでしょう。
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