ニコレッティの基礎知識-その2
ニコレッティ 代表的ソファの紹介
イタリアを代表する革張りソファのトップブランドのひとつがニコレッティNICOLETTIです。
そのフラックシップモデルがpagoda(パゴダ)です。
組み合わせ式になっていてサイズは1人掛けの幅85㎝奥行き87㎝高さ80㎝の大きなサイコロ状の物から二人掛けの幅185㎝、三人掛けの幅220㎝、また片面がジョイントできるようにひじ掛けの無いタイプ、両面肘掛の無いタイプ、カウチ用に奥行きが178㎝と長いタイプと部屋の広さや形態に対応して自由にレイアウトが出来るようになっています。
背もたれクッションには羽毛入り、柔らかく包み込まれるような座面は大変リラックス感があります。しっかりと自社工房で枠取られた座面は適度な弾力性があり程よい硬さを保って、クッションの後ろの座面は立たせたり寝かせたり小刻みに角度が調整できる可動式になっています。座面は高級鞄を想像させるようなキルティングを施し、土台面のレザーの角は補強の為、両サイドにハンドステッチが施されています。座った時の圧を逃がす空気穴の傍にはニコレッティのシンボルマークのロゴがステッッチされていて、細微にまでこだわっています。
全体を見ると、組み合わせモデルをワイドにレイアウトしても圧迫感が無いように配慮された低い座面、また実際に使用するときは座面が起きて背もたれが高くなる機能性。さらにアルミや透明アクリルを使用した小さ目の円柱の脚部を作る事で、軽さや抜け感を作っています。明るいイタリアンカラーの上質な革はリビングの空間の主役になります。それでいて水平方向に視覚を流していく事で重さを感じさせない絶妙のデザインバランスを醸し出し、大ぶりになっても威圧感の無いコケティッシュな雰囲気を作り出しています。
他にもニコレッティには、20年以上前からニコレッティ社で作り続けている世界的なベストセラー商品の「Ambassador」シリーズがあります。ニコレッティのソファに共通して見える思想が「軽さ」ですが、この「Ambassador」も豊かなボリューム感のある上質のレザーをふんだんに使用しながらクッション座面の下を空けることやひじ掛けを座面部分から緩やかに繋げる事により、部屋の中に入れた時に伸びやかさを感じさせます。 後部から見た時にも、脚が伸びて背もたれを支えるようなデザインになっていて部屋の中央に置いても、間仕切りのように使えます。
さらに新しいモデルの「Dallas」は都市部の住宅事情を考慮し6畳ほどのリビングにも納まるL字タイプが発売されました。セットで幅265㎝、奥行き196㎝、高さ79㎝とコンパクトにまとまります。コンパクトながら、背面には自動車のような支えがジョイントされ、サイドひじ掛けの部分は斜めにせり上がり、寝そべった時枕になるように配置されて居ます。上質でラグジュアリーな革をたっぷりと贅沢に使いながら、機能的で圧迫感の無い抜け感のあるデザインがニコレッティの特徴です。
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